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SecondLifeっていう仮想空間の事を書いているように見せかけて、ただの日記。
脳内ストリップショー。別名チラ裏。

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■ケガレてケガレて私はキレイ
2014.12.18 Thursday
私は生きる あなたの不在を
選んで自由で裸の世界
はばからないわ私はキレイ
裸で間抜けで私はキレイ

(キレイ Ending / 松尾スズキ)




 「キレイ〜神様と待ち合わせした女」を観て来ました。今回で再再演。初演と再演を私はDVDで観たのですが、なんでこれ生で観なかった自分!と、本気で悔しい思いをしたお芝居でしたので、今回の公演、必死でチケットを取ったのです。大人計画の舞台は本当にチケットが取れないのです。私の大好きな松尾スズキの描く悲劇。しかも音楽劇。しかも音楽、伊藤ヨタロウ。素晴らしすぎる。上の動画は再演のものです。

 松尾スズキの作品は、建前を全部取っ払ってしまう。自分は自分が信じているほどいい人間ではないよね、みたいなことを突きつける。そして自分はいい人でありたいという願望と、でも自分の欲望は押し通したいみたいな心と、自分でさえ気づかないようにしている、本当の自分の性質と、カッコ悪いのは嫌だ、という他人の目を気にする感じ。本当に嫌なやつがいっぱい出てくるんだけれど、出てくる嫌なやつは皆建前を取っ払って開き直っている。開き直ったところで幸せになれるかというとそうでもないのだけれど。

 あと、どよんと曇っている。先行きの見通しがすごく悪い、でもめちゃくちゃ嵐になるわけでもない、この曇天が未来永劫続いていくような灰色。それは日常私が日常感じている、普通の日々。変化はあるし大事件も大事故もある。けれどそういう変化が起きる時は一瞬で、その状態に慣れてしまえばまた曇天が続くのですよね。それが自分にとって幸せなのかそうではないのか、そんなことは俯瞰で物事を観た時には何も関係がない。私達は死ぬまでの時を、ただただ時間つぶししているに過ぎない。そういう閉塞感。

 なんだかどう転がったっていい方に向かう気がしないよ、という緩やかな絶望があって、そこで自分の本性むき出しにして悪いことをしたりたまに良いことがあったりして、汚れてダメでめちゃくちゃで、でもそれってキレイ。自分がそうなれるかと問われれば出来る気がしないし、やっぱり他人の目は気になるしかっこ悪いのとか恥ずかしいのとかは避けて通りたい。でもそういうカッコ悪いとこも含めて、いいんじゃね。悪いもんじゃないよ。って言われている気分になります。ま、いいか。先見えなくてもなんとかなるか。みたいな。

 この歳まで生きていて、しかも未成年を3人も扶養していれば、未来なんて不安だらけです。一人で生きている人も家族と生きている人も未来に対する不安は等しくあると思う。人生の先輩の様々な姿を観ては不安になり、子どもの今を観て、自分の過去と照らしあわせては心配になる。この不安の根底には、幸せになりたいっていう願望があるからなんだろうなあ。死にたくない、とかさ。苦労したくない、とかね。そういう不安はもう、仕方がないので不安なままでそこに置いてあります。なかったことにするのもどうかと思うし。これはこれで必要な不安なんだろうと思う。あとは自分ではどうにもならないものに対しての不安。未来が必ず良くなると思いきれないこの感じは、きっと今の時代たくさんの人が感じていると思うのだけれど、案外しんどいものですよね。このままなし崩しにどんどん悪くなっていくんじゃないか、という空気はおとなになってからずっと感じていることです。それには抗えない。

 そういうものをしっくりくる形で表現してもらうと、なんだか安心するのはなぜなのでしょう。ああこれこれ。そうそう。って気持ちになる。とにかくなんでもいいから生きよう。ってそんな気分になるのでした。




 再再演、キャストが結構変わっていました。9年ぶりの上演だから当たり前っちゃ当たり前。初演、再演時に阿部サダヲが演じていた役を小池徹平が演じていたり、その阿部サダヲは初演時に古田新太が演じていた役をやっていたり。まさか片桐はいりの演じていたお母さんを皆川猿時がやるとは思わなかったけれども・・・!違和感なかったのがまた素晴らしい。主演の多部未華子はすごく可愛かったです。何も知らないで出てきてしまった17歳の役でしたが、ほんとに何も知らない天然無垢なケガレになっていたなあ。色々と大満足な舞台でした。

 6時半開演で、終演は10時すぎ。まっすぐお家に帰っても帰宅は11時を回っていました。うちは渋谷からはそんなに遠くないけれど、遠くから観に来ている人は大変だなあなんて思ったり。でも、私は長い芝居が嫌いじゃないです。あの空間に1分でも1秒でも長く浸っていたいと思ってしまうのは現実逃避しに舞台を観に行ってるからかもしれません(笑)。

 今年は舞台の本数を減らそう…と決めていて、その通りにかなり控えめの観劇数ではありましたが、その最後にこれだけ面白い舞台が観れたことは、私の今年の幸せのひとつに間違いないです。




 年末が差し迫ってまいりました。私の勤め先では毎年年末休みに入る前、天皇誕生日の前あたりにクリスマスパーティーがあります。全社的に行うイベントで、社員の皆さんが日頃働いている派遣の人々にありがとうをいうという建前のものです。家族連れOK、派遣は近所で働くママも多いので、子どももたくさん入り乱れるお祭りになります。我が家の子どもたちももうずいぶんと大きいというのに、このイベントを楽しみにしています。クリスマス!クリパ!みたいになっています。イベント会場貸し切りでケータリングの立食形式なので、親としては年々体力が……という集いでもあるのですが(笑)
 今年はカレンダーの関係で明日がクリパの日。寒い中自転車すっ飛ばして子連れで参加します。これが終わるともう年末休みは目の前で、私のおやすみに向けてのテンションも天井知らずに上がっていくのです。今年こそはいらないものを全部捨てたい…全部は無理でも半分は…と思っていますがどうなることやら。今年は少なからず大きめな問題が色々とあった家庭内、しかもあんまり解決していないまま来年に突入しそうですが、なんとかゆっくりでもよい方向に向かうといいなあ、と思うのでした。









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